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歩行分析姿勢改善

座ることが多いあなた、最近つまずきやすくなっていませんか?

日常生活の中で、一体どのくらいの時間あなたは座っていますか?厚生労働省によると日本人の座位時間が20か国の中で一番長く、一日約7時間と言われています。しかも座りすぎは死亡リスクが高いという研究結果もあります。

座りすぎによる健康リスクは様々ありますが、歩行や姿勢という切り口で考えられる症状は太ももの裏の「大腿二頭筋」という筋肉の弱まりによるものです。来院される患者様でよくあるケースを3つご紹介したいと思います。

大腿二頭筋の弱まりが原因の3つのケース

ケース1.骨盤後傾になる

大腿二頭筋は骨盤の位置に関与します。
長時間座った状態が続くと、血行が悪くなり固く縮んでしまいます。筋肉は柔らかく柔軟性がないときちんと動きません。縮んだ大腿二頭筋は骨盤を後ろに引っ張ってしまうので、後傾し、座っていも、立っていても倒れたままになり、身体はバランスを取るため猫背の姿勢になりやすくなります。

猫背になると背中が丸まり、肩が前に出る姿勢になります。背中のハリ、肩こり、腰痛の原因になります。

この骨盤の傾きの原因は大腿二頭筋ですから、まずはこの筋肉を柔らかくすることで、まっすぐになっていきます。

ケース2.歩行への悪影響

大腿二頭筋は歩行時には、前に進む力を発生させます。足がついて、離れる際に地面を蹴って前へ進む力を発生させる筋肉です。これがうまく機能しなくなると歩幅の減少を起こします。歩幅の減少は、バランスを不安定にし、転倒しやすくなります。

大腿二頭筋が弱まるとケース1で示したように骨盤の後傾が同時に発生しやすくなりますので、すり足のような、足が上がらない歩き方になります。

高齢者では転倒の原因になったり、場合によっては円背(背中が曲がってしまうこと)を起こしたりします。

ケース3.他の部位への影響

大腿二頭筋は、背中の筋肉にも筋膜で連結しているため、直接つながっている骨盤だけでなく、背中のハリの原因にもなります。

腰痛、背中のコリ、肩こりなどの筋肉のハリだけでなく、筋膜に繋がる関節の位置を変えてしまうので、痛みの原因にもなります。

そんないろんな事を起こしてしまうこの大腿二頭筋をストレッチして、ほぐしましょう。

〜ストレッチ方法〜

まずは立っている状態で、伸ばしたい方の足を前に出します。

つま先を上げてそこを触るように、上半身を倒します。

太ももの裏に伸長感を感じたら、10秒伸ばして完了です。

痛みがある方や違和感のある方はお控えください。

ストレッチで伸ばされた筋肉はほぐれて、痛みを緩和させますが、あくまで痛みの原因の一つにしかなりません。

改善したい方はぜひ当院へ!

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