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歩行分析姿勢改善

ランニング初心者はスネの痛みに要注意

最近の当院に中学生の陸上部が来院してくれています。彼らの症状で気になるのが、シンスプリントです。

未発達の学生世代に多いシンスプリント

この症状は体が未発達の学生に起こりやすい症状として有名なのですが、今回は最近ランニングを始めたあなたに注意喚起として紹介させていただきます。

シンスプリントは、脛骨(けいこつ)いわゆるスネの弁慶の泣き所の骨の周りにある骨膜が炎症を起こすスポーツ障害です。脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)とも呼ばれます。運動時や運動後にすね内側の中央から下方1/3にかけて痛みが生じます。

シンスプリント

このシンスプリントは走りすぎなど、オーバーワークで発生します。

運動を始めたばかりの方にも起るシンスプリント

骨膜の炎症が発生するシンスプリントですが、走りすぎで発生するということは、言い方を変えると「筋肉の疲労」で発生します。

久々に運動を始めた体はすぐに疲れをためやすく、本症状を発生させてしまう可能性があります。

この症状は先日紹介した後脛骨筋の収縮のし過ぎで発生します。

後脛骨筋は脛の裏側から始まり、踵の後ろを通って、足裏の指の根元まで続いていて、足首の動きに関係する筋肉です。

後脛骨筋

ここが過剰収縮すると、つま先が外に向きます。すると親指が外側に回転して少し上がり、正常な位置で動かすことが難しくなります。所謂「浮き指」と呼ばれる症状。

この状態が続くと、歩行姿勢が崩れ、足を痛めてしまう可能性があります。歩行中あるいはジョギング中に足の疲れを感じた時、もし足先が外を向いていたら、後脛骨筋が収縮してしまっているかもしれません。そんな時は、まず足親指を正常位置に整え、怪我の予防をしましょう。

今回はこの足親指を伸ばすストレッチをご紹介します。

〜ストレッチ方法〜

  1. 足の親指を地面に押し付けます。
  2. そのまま足の甲が伸びるよう足を地面に近づけていきます。

これを6秒一セット行います。

痛みがある方や違和感を覚える方はお控えください。

いかがですか?

このストレッチはぜひランニング後に行ってください。

足が疲れた後にすることで姿勢が悪い状態が長く続かないようにできます。

体に気をつけてぜひ楽しくランニングしてください!

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