つまづいて転倒すると、太ももの骨の骨折を起こしたり、足の捻挫を起こす原因になります。
大きな怪我をする前にぜひトレーニングを試してください。
つまづく原因として挙げられるのが筋力の低下と足の長さの違いです。
つまづく原因
1)腸腰筋が弱まっている場合
まず腸腰筋(ちょうようきん)という筋肉の弱まりです。
腸腰筋は背骨の前側から始まり、太ももの骨に付着します。
股関節を前に上げる筋肉です。
この筋肉は歩行の際に重要な役割を持ちます。
腸腰筋は、足を後ろに蹴ったあと足を前に戻す際に使われている筋肉です。
腸腰筋が弱まることで、足を上げる力が弱まり、つまづきやすくなるということです。
2)脚長差
続いては脚長差、つまり足の長さの違いです。
足の長さの違いは実際に足の全長が変わるということではありません。
関節のズレや、筋肉の過剰な作用で、片方の足がより長く見えてしまうという症状です。腸腰筋が片方だけ弱まるとすると骨盤後傾かおきます。 その結果股関節の位置が高くなり足が短く見えます。
長くなった方の足を歩行の際に、引きずるような歩き方になってしまいつまづいてしまいます。
このどちらにも関係するのが、腸腰筋です。腸腰筋自体が脚を上げるために使われているだけではなく、姿勢の維持にも強く関わる筋肉です。

腸腰筋が弱まる原因
筋肉の弱まりの原因として、デスクワークが挙げられます。
腸腰筋は骨盤の位置を維持を行う筋肉で、長時間のデスクワークで猫背になった姿勢になると、腸腰筋はどんどん弱まってしまいます。
そのため、20代以降の働く人が弱まりやすいと言えます。
しかし近年、生活様式の変化で子供にも腸腰筋の弱まりが見られるようになりました。
腸腰筋の弱まりが起こすこと
腸腰筋の弱まりは姿勢の変化を起こします。
骨盤と背骨を正しい位置に戻すことができず、猫背を起こします。
その結果、肩こり、ふくらはぎの痛み、足首の硬さ、背骨の痛み、首コリ、腰痛、膝痛、外反母趾などたくさんの症状を起こす可能性があります。骨盤後傾することで重心が後ろに移って筋肉をよく使うようになるからです。
今回はこの腸腰筋をストレッチしていきましょう。
腸腰筋のストレッチ
今回は右の腸腰筋をストレッチします。
まずは四つん這いになります。
左足を左手の外側に付きます。
右足は伸ばして膝を浮かします。
そして少し胸を張りながら腰を落としていきます。
小刻みに10回ほど行ったら完了です。
痛みがある方や違和感のある方はお控えください。