姿勢が悪いと思う方の多くが斜め下を見ている方が多いのではないでしょうか?
スマホを見ている目線のままになっていませんか?頭が前に傾いて、背中が丸まっているかもしれません。
日々のデスクワークなどで下を向く作業が多かったり、猫背で座って生活する人は頚長筋が弱まりやすく、目線が下がりやすくなります。
この姿勢では若々しい歩き方から遠のいてしまっています。
それだけでなく肩こりや腰痛の原因になります。
今回は背筋が伸びた歩き方ができるようになるために、目線が下ることと関係のある筋肉とそのトレーニングをご紹介します。
目線が下る原因は頸長筋
ここでいう「目線が下がる」とは、意識して下を見ているのではなく、自然な歩行時にいつも頭が前に出てなんとなく下方に顔面が向いていることを言っています。
この場合、頸長筋(けいちょうきん)の弱まりが発生して、ストレートネックになっていると考えられます。

ストレートネックとは、背骨の中でも首の部位の背骨である頸椎が本来、弓なりにしなっていてるのですが、それが真っ直ぐになってしまっている状態です。

頸長筋は頭を前に倒す、下を向くなど頸部の屈曲という運動を起こします。この筋肉が持続的に働いているおかげで、首のしなりが維持されています。
意識的にこの筋肉を働かせるためには、二重あごにする、あごを引く動きをします。
歩いているときにあごをひけていますか?
ではこれらを踏まえて、歩いているときにあごを引けているかご自身でチェックしてみてください。
頸長筋のチェック方法
自然に歩いている時のあごの位置をチェックすることで、頸長筋が作用できているか確認できます。
あごが前に出てしまっていて、頭が前に出てしまっていませんか?
頭が前に出ているようなら、ストレートネックになっているかもしれません。

今回はそんな頸長筋をトレーニングして姿勢の異常を防ぎましょう。
頸長筋のトレーニング方法
- まずは仰向けになります。
- その姿勢からあごを床に近づけるようにあごを後方に引いていきます。
- このときに首の前に力が入っている感覚を感じたら、そのまま3秒キープします。
- それを5回行います。
痛みがある方や違和感のある方はお控えください。
トレーニング前後であごの位置と首の角度を鏡や自撮りでチェックしてみてください。
歩行時の目線を意識することであごや首の位置が変わりまし、ほんのわずかな位置の変化でも、からだのバランスも影響を受け、姿勢は変わります。
若々しい歩きをいつまでも続けられるよう、いつも正面を見て歩くように心がけてみてはいかがでしょうか?