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歩行分析姿勢改善

骨盤が前に傾くとどんな症状が起きるの?

当院患者様から骨盤が前に傾くとどんな症状が起きるの?と質問をいただきましたので、今回は骨盤前傾の腰痛と歩行について紹介します。

1.骨盤の前傾とは

そもそも骨盤の前傾とは何でしょうか?

骨盤は正常な位置から前に倒れたり、後ろに倒れたりします。

骨盤の傾きチェック

図のように前後に倒れることで様々な症状が発生します。それらは筋肉が原因とされています。

前傾の原因になる筋肉を紹介します。

2.前傾の原因となる筋肉

骨盤の前傾になる原因として、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が固まることが挙げられます。

大腿四頭筋

大腿四頭筋は太ももの前に存在する筋肉で、字の通り4つの頭がある筋肉、つまり4つの筋肉からなる筋肉です。

外側広筋(がいそくこうきん)、中間広筋(ちゅうかんこうきん)、内側広筋(ないそくこうきん)の3つの広筋群(こうきんぐん)とその上に乗っている大腿直筋(だいたいちょっきん)です。

この筋肉は骨盤から膝のお皿につき、そこから膝に付着しいて、歩いている際や走っている際にブレーキをする役割をもっています。

そのため、立っている時に姿勢を維持するために使いすぎてしまう場合があります。

大腿四頭筋と歩行

大腿四頭筋は歩行の際に足を前に出す作用と、足をついた際に膝を支える役割を持っています。

その中でも足を前に出す動きは大腿直筋、膝を支える役割は広筋群で行っています。

大腿四頭筋が弱まると、これらの作用から、歩行中に膝が抜けるような、急に力が抜けるような症状が発生します。

そして、大腿直筋は座っている時間が長くなると、股関節を前に上げる作用を持つため筋肉が使われた状態から戻りにくくなります。その結果筋肉の収縮で骨盤が前方へ引かれて骨盤前傾を起こします。

今回はその症状を緩和するためのストレッチを行います。

骨盤前傾対策大腿四頭筋のストレッチ

では早速ストレッチを試してみましょう。

〜ストレッチ方法〜

  1. まずはうつ伏せになります。
  2. そして、右足の太ももの付け根に四つ折りにしたタオルを入れます。
  3. そして右足を右手で掴みます。
  4. そのまま膝を最大まで曲げるように引きます。
  5. これを10秒間行ったら完了です。

いかがでしょうか?

痛みや違和感がある方はお控えください。

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