そういった方は背骨の動きが悪くなっている場合が多いように感じます。
今回は背骨の動きと首の関連を紹介します。
首の付け根ってどこ?
首の付け根と表現していますが、果たして首の付け根はどんなところなのでしょうか?
今回指している場所はちょうど首の肩の境目の付近です。
今回のポイントはこの部分が背骨のどのあたりの高さにあたるかです。
この話をする前に背骨の分類を紹介します。
背骨は上から、首の部分の頸椎(けいつい)、胸の部分の胸椎(きょうつい)、腰の部分の腰椎(ようつい)と骨盤と関節する仙骨(せんこつ)その先の先端の尾骨(びこつ)にわかれています。

今回は頸椎と胸椎だけ覚えていてもらえれば大丈夫です。
さて、話を戻します。
果たして首の付け根は背骨のどこの部分に当たるのか、ということですが、結論から言うと、頸椎と胸椎の部分に当たります。

この画像の通り、肩甲骨の上側、つまり背中を見たときに肩に当たる部分の上端は胸椎の2番目になっています。
このことから、首と表現していますが背骨の分類で言うと胸も含まれているということになります。
背骨はすべて繋がっていて全体が協力して動いています。
首の根元に疲れが貯まる人は、この首の付け根の部分の動きが悪い人が多く見られます。
首のハリには胸も関係があるということですね。
ではこの首のハリを取るためにはどうすればいいのでしょうか?
胸椎の動きとストレッチ
首が疲れる原因として胸の背骨、胸椎の動きの悪さを取り上げました。
今回は首のハリを取るため、この胸椎のストレッチを行いましょう。
胸椎に動きが出ることで、首のハリが取れるだけでなく、猫背の改善にもなりますので、猫背の姿勢の方はお試しください。
〜ストレッチ方法〜
このストレッチは座って行います。
- 頭の後ろで手を組んで、肘を前で合わせるように閉じます。
- まず背中を丸めて下を向きます。まずこれを3秒ほど行ってください。
- その後、反対に上を向きながら背中を反対に反らせます。
- このとき頭も後ろを向けるようにぐっと反ること、また肘が開かないように注意してください。
- 上に5秒ほど行ったら完了です。
上下3回ずつ行ってください。
痛みや違和感のある方はお控えください。