実際当院にも、頭痛があると訴える患者様が多くいらっしゃいます。
今回はそんな頭痛の緩和を図れるストレッチを紹介します。
頭痛と肩こり
皆様は、肩緊張性頭痛(かたきんちょうせいずつう)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
名前の通り、肩が固まることで頭痛が発生しているということです。
肩こりによって、頭に流れていく血流が筋肉が固くなっていることで、血管が収縮しにくくなり、脳みその血管が痛みを起こす場合があります。
そして原因になるのは血流だけでなく、周辺の神経も原因になる場合があります。
肩のまわりの神経がコリによって疲労し、痛みを発生させます。
その後、痛みが神経の根本である頭まで飛んでしまう、というケースもあります。
両方のケースに共通するのが、肩のこりが起こしているということですが、より具体的に原因を探ると、肩甲骨の可動域が減少していることが大きな要因となります。
肩甲骨の関節
肩関節は肩甲骨と、腕の骨である上腕骨(じょうわんこつ)からなります。
この肩甲骨は、骨同士の連結が体幹部にないため周辺の筋肉が肩甲骨を一定の位置に保っている状態です。
つまり、周辺の筋肉が機能しないと、本来の肩関節の機能が下がってしまい、肩こりを起こす原因になります。

つまり肩甲骨の可動域の制限は直接肩こりに関連があるということです。
では今回はこの肩甲骨の可動域を広げるためのストレッチを紹介します。
〜ストレッチ方法〜
- このストレッチは座り姿勢か立ち姿勢で行ってください。
- 両手を肩の上に乗せます。
- このとき手のひらは下を向いているようにしてください。
- そのまま肘で大きく円を書くように後ろに10回転、前に10回転それぞれ行います。
一日一セット行って完了です。
痛みや違和感のある方はお控えください。