皆様こんにちは!
テレワークがすっかり浸透してきましたね。いつもなら電車に乗ったり、自転車を漕いだりすることで無意識のうちに運動をしていました。それがなくなることで、3年前程から患者様の症状にも変化が生じています。
筋肉が動かさないと、関節や筋肉が固くなり痛みを発生させることがあります。そればかりか、日常の動作に悪い影響を及ぼしてしまいます。当院にも運動不足解消のため、運動を始めたら体が痛くなったと訴える方が増えました。なまった体に突然負荷の高い運動を行うことは怪我の原因になりますので、体にあったトレーニングから始めることをお勧めいたします。
今回は負荷は低く、なまった体を再起させるのに必要なトレーニングを紹介します。
筋肉再起トレーニング
トレーニングをする前に意識することとして、まずは辛くない程度の運動をすることです。今回紹介するトレーニングも、簡単であまり負荷は強くないものです。どのトレーニングも対象の部位を動かすことを意識して行いましょう!
中殿筋のトレーニング
中殿筋はおしりにある筋肉で、骨盤の位置調整に強く関わり、足を横に上げたり、骨盤の位置を安定させる運動に関係しています。座っているとどうしても椅子と自重で圧迫されて血流不全が発生して、弱まりやすいという特徴があります。

中殿筋が弱まると、弱まった側の骨盤が挙上していきます。挙上された骨盤は、高さの差が出ることで背骨も横に倒れます。これにより、腰痛を起こしたり姿勢の変化を起こします。稀に歩行の際に骨盤が上がってしまう、トレンデレンブルグ症候群という状態になることもあります。
トレーニング方法
このトレーニングは立って行います。
1)腰に手を当てて、お尻を左右に大きく動かします。
2)左右10回ずつ動かしたら完了です。


ここでご紹介したトレーニングはほとんどの方が普段は意識せずにできる動作です。ぜひ日常的に、辛くない範囲で続けてみてください。回数を減らしても構いません、続けることで筋肉の回復が期待できます。
痛みや違和感のある方はトレーニングをお控えください。ご心配な方は当院へご連絡ください。当院では歩行姿勢、動作に重点を置いて、治療を行っております。