【患者様のご相談内容】
ふくらはぎの肉離れが治ったにも関わらず固定期間が長かったために、ふくらはぎが硬くなってしまい、痛みがあり、以前のような歩行や運動ができないとお悩みの患者様から「ふくらはぎのセルフケア」についてご相談がありました。
【筋肉の柔軟性】
ふくらはぎに限らず、一般に筋肉や腱の怪我を治すために固定すると、その部位とその周辺の筋肉が動かなくなるので、特定の筋肉群も硬くなってしまいます。一度硬くなってしまった筋肉を無理に動かせば、また同じ怪我を繰り返しやすくなります。この場合は整骨院などの施術により筋肉がほぐれ動きを出すことで、筋肉の柔軟性を取り戻し、痛みも軽減することができます。しかしそもそも加齢により筋肉は硬くなりがちですから、せっかく取り戻した柔軟性を保つには日々のケアが大切になるわけです。
【ふくらはぎのセルフケアを紹介】
ふくらはぎの柔軟性を保つセルフケアとしてご紹介したいのは「ミニジャンプ」です。軽くジャンプをすることで、程よくふくらはぎが伸縮し、筋肉がやわらかくなります。ぜひ始める前のふくらはぎの硬さを確認してから始めてください。
【ふくらはぎのセルフトレーニング ミニジャンプ編】
足をそろえ、小さいジャンプを30回。この時、つま先を床から離さない程度に飛ぶことがポイント。大きく飛ぶと足首や踵に負担がかかる上、他の筋肉も動くためふくらはぎのケアになりません。
【ふくらはぎのチェック】

ふくらはぎの硬さをチェックするには、アキレス腱伸ばしが最適です。伸ばした時、ふくらはぎが痛むようなら「硬い」と判断してよいでしょう。このような状態だと、蹴り出しに問題が起き、歩行姿勢を正しく保てないはずです。
【ふくらはぎが硬く痛みがある時】
ジャンプをしても変化が感じられず、痛みが続くような場合は医療機関に相談することをお勧めします。当院では施術によりふくらはぎの痛みを緩和し、歩行姿勢をチェックすることで正しく筋肉の使えるようにトレーニングをご紹介いたします。