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猫背を治す方法

このページではいつも患者さんにお伝えしている猫背姿勢の骨の位置の解説と、胸椎の曲がりを治すトレーニングを紹介します。

猫背姿勢とは

猫背姿勢によって痛みが出ている患者さんから
「そもそも猫背の上半身の骨の位置はどうなっているのか?」
とよく質問をうけます。

自分の姿勢は良くないとは思っているけれど、
どの骨の位置が悪くてこの姿勢になっているのか理解している方は少ないですね。

それでは肩甲骨と胸(胸椎)と腰(腰椎)と骨盤の位置がどうなっているのかを説明していきたいと思います。

肩甲骨は背中の上部にある可動性のある三角形のカタチをした一対の骨です。
肋骨に宙に浮かんでいる状態で不安定な状態にあり、17種類の筋肉がついていて動きを出しています。

胸椎と肩甲骨の関係

典型的な猫背姿勢は…

① 肩甲骨は外転(外転とは脊柱から肩甲骨が離れている状態)
② この時に胸椎は屈曲(曲がる)
③ 腰椎は伸展(伸びる)
④ 骨盤は後傾
⑤ 胸椎は上肢(肩・肘・手)の関節が内旋
② さらに連動して胸椎も屈曲(曲がる)

猫背で大きな問題の一つは上半身が内旋したまま胸椎の屈曲(曲がり)した状態が続くことです。

  • 呼吸が浅くなります。健康維持に影響が出ます。
  • ものを取るときに手だけ動かして首や肩を痛める原因になります。

これらは、胸椎と肘が正しく動くようにすることで予防できます。

ちょっと豆知識
「内旋」と「外旋」

上肢内旋とは

内側に回転・カラダの真ん中に(正中面)に近づける動きです。
肩・肘・手が内側に回転してカラダの真ん中に近づく状態です。


上肢外旋とは

外側に回転・カラダの真ん中から(正中面)に遠ざける動きです。
肩・肘・手が外側に回転してカラダの真ん中から遠ざける状態です。

猫背改善トレーニング2つ

脊柱と肘を動かして胸椎をリセットする猫背改善トレーニングをお伝えします。

胸椎の屈曲(曲がり)リセット
胸椎セルフトレーニング

左右運動

①座った状態で両方の脇の下に手を入れます
②そのまま左移動(もし動きが悪ければ反対の右側から押す)
③そのまま右移動(もし動きが悪ければ反対の左側から押す)
④回数は左右10回を目安にしてください


上下運動

①座った状態で両方の脇の下に手を入れます
②そのまま左肩を上げる(もし動きが悪ければ反対の左側の肩を下げる)
③そのまま右肩を上げる(もし動きが悪ければ反対の左肩を下げる)
④回数は左右10回を目安にしてください

胸椎の屈曲(曲がり)リセット
肘のセルフトレーニング

①反対の手で前腕を持ちながら手をつきます。
②そのついた位置から
上腕部分を外に回旋(→方向に動かします)
③回数は左右10回1セット

骨格に個人差はあるので左右の歪み具合が違う場合もあります。片方が固いと感じる場合は、柔らかくなるよう回数を増やしてもよいでしょう。

しかし、骨の位置を調整するトレーニングは自己判断で行うよりも、専門医に診てもらいながら負荷の調整をすることをお勧めいたします。

目標は毎日。
仕事の合間や家事の合間に
やってみて下さい。

リセットして元気なカラダを作りましょう。

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