肩こりの原因にはどんなことが考えられますか?

 肩こりの原因には血行障害・神経障害・自律神経などがあります。すべてに関わる「僧帽筋」のセルフストレッチを3つご紹介。

吉祥寺の「きっしょう昭和通り整骨院」がお答えします!

講師:吉田宗弘
きっしょう昭和通り整骨院 院長 吉田宗弘

柔道整復師免許取得後、全米アスレティックトレーナーに従事。その後、都内の整形外科、伝統ある接骨院に勤務した後、きっしょう昭和通り整骨院を開院。某有名空手の専属トレーナー活動も行う。

現在も院長として整骨院で働きながら、パーソナルトレーナーとして、野球トレーニングやバレエのコンディショニングを行なっている。

お仕事をされている方でも、そうでない方でも、体の不調でよく聞くのが「肩こり」です。

―ニュースレターVol.17より―

今回はその肩こりの原因を3つご紹介させていただき、改善ストレッチもご紹介します。



肩こりの原因

肩こりの原因は大きく分けて3つあります。「血行障害」、「神経障害」、「自律神経」です。

では一つずつ紹介していきます

肩こりの原因 ① 血行障害

 血行障害は文字の通り血液の循環が悪くなることです。原因として、筋肉の疲労があげられます。

 筋肉疲労は同じ姿勢を長時間続けていても生じます。頭は約5キロあります。この頭をずっと支えているのが首と背中、肩の筋肉です。特に僧帽筋を使って頭を支えています。デスクワーク
の方はこの筋肉が常に収縮しているため注意が必要です。

僧帽筋
僧帽筋

肩こりの原因 ② 神経障害

 前述した、僧帽筋は『頸神経叢(けいしんけいそう)』と『副神経(ふくしんけい)』に支配されています。特に副神経は脳神経といい、脳から直接出ている神経です。

 これらの神経が筋肉の疲労などで、圧迫を受けて神経が損傷したり、血流不足を起こすことで僧帽筋がうまく動かなくなり、収縮障害を起こします。すると僧帽筋が疲れ、肩こりを起こします。

脳をスイッチ、神経を導線、筋肉をモーターに例えて説明します。

脳スイッチ

 モーターの使いすぎで動かなくなるのが、筋肉の疲労です。スイッチのオンオフが何らかの原因で動かし難くなる、というのが神経の障害といったところでしょうか。この神経の障害は、特に首の筋肉疲労などに関連があります。

肩こりの原因 ③ 自律神経

  自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために

24時間働き続けている神経です。 体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、安静時や夜に活発になる副交感神経があります。この2つがバランス良く働くことで、人間は体に異常をきたすことなく生活しています。

 「自律神経失調症」とは、自律神経の乱れから、不安や緊張感が高まり、吐き気や多汗、全身のだるさ、

頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠など、さまざまな症状が見られる病気です。神経の乱れは、ここまでの症状を引き起こします。

 これらの症状は現代人によくあり、夜ふかしや、暴飲暴食などでも起こります。特に交感神経が高まりすぎて、常に緊張が解けない方が多くいます。交感神経の興奮は、血圧を上昇させて血流を少なくさせます。つまり、日常生活の不摂生も肩こりに関わっているということです。

 これら3つのうちどれかが当てはまると、肩こりや、だるさを引き起こします。

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僧帽筋のストレッチ

 今回はこれを踏まえて、肩こりの原因になる、僧帽筋のストレッチ方法を3つ紹介します。

1.首曲げストレッチ

  僧帽筋は、上部、中部、下部に分かれており、特に上部は肩こりの主な原因になります。上部をほぐすストレッチです。

ストレッチ方法

 手首を反対の手で持ち、下へ引きます。肩を下げて固定します。そのまま首を横に倒すと、僧帽筋上部線維の伸張感が感じられます。

首元の筋肉が伸びているのを感じながら、10秒間伸ばして完了です!

首曲げストレッチ

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2.背中伸ばしストレッチ

 中部のストレッチを紹介します!

僧帽筋の中部の作用には、肩甲骨を寄せる、肩甲骨を持ち上げるなど、肩甲骨への作用や、背伸びや深呼吸などの、胸を張る動作にも作用しています。

 また、僧帽筋の中部は、僧帽筋の中では最も大きな面積があり、肩甲骨の安定性にとても重要なところです。

ストレッチ方法

 椅子にしっかりと座ります。両手を後ろに回し、手をつなぎます。肘を伸ばし、背中の真ん中に肉が集まるように力を入れます。それを限界まで寄せます。

限界まで伸ばした位置で10秒キープします。これで完了です。

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3.肩のばしストレッチ

 今度は僧帽筋の下部を伸ばすストレッチです。

 僧帽筋下部は肩甲骨を前に出す筋肉とともに、肩甲骨の動きを安定させます。肩の安定が取りにくくなると肩こりが発生しやすくなります。

ストレッチ方法

 まず、背中をしっかりと伸ばしましょう。タオルを右手に持ち、頭の後ろに回してタオルを垂らします。

左手を腰に回し、タオルを持ち、限界の位置まで手の間隔を狭めます。ストレッチされているのを感じたら10秒キープ。手の力を軽く抜き、元の位置まで戻します。これを左右で行います。2セットほどがおすすめです!

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日頃から予防しましょう

 様々な不調が肩こりを引き起こす可能性があるので、症状が悪化しないよう日頃からストレッチで予防しましょう。試してください。

 痛みがある場合は、すでに症状が悪化しており、治療の必要があるかもしれません。お気軽にきっしょう昭和通り整骨院までお電話またはホームページより無料メール相談でご連絡ください。


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