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筋膜から改善

膝下外側の筋肉が原因の腰痛を筋膜から改善

膝の周りにある骨は、太ももの骨の大腿骨(だいたいこつ)、スネの骨の脛骨(けいこつ)、そして脛骨の外側を沿うように存在する腓骨(ひこつ)、そして所謂膝のお皿である膝蓋骨(しつがいこつ)の4つが代表的です。

下肢の骨格

今回はそのなかでも腓骨の重要性と繋がりを紹介します。

腓骨と腓骨筋

腓骨は膝の外側に存在しています。

腓骨はただ存在しているだけでなく、足首を動かす筋肉である腓骨筋が腓骨の上に走っています。

足部の外在筋(前側)

腓骨筋は足の外側を上げる外反(がいはん)と足の裏の方向に足首を曲げる底屈(ていくつ)の作用を持っています。

この腓骨筋は歩行や、立位、座っているときにも疲れやすくなっています。

それは足首の位置を保っているためです。

この腓骨筋が疲れることで、腓骨の位置も悪くなっていきます。

腓骨の位置異常で発生する腰の痛み

腓骨の位置異常が起こると、上記の足首の動きが困難になります。

すると、バランスが崩れた状態での歩行で体が悪くなっていきます。

とくに腓骨筋は大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)という腰痛を起こす筋肉と筋膜で繋がっているため、腓骨筋の疲労は腰痛の原因になってしまいます。

その筋膜はラテラルラインといいます。

体の外側を走行していて、足の裏から首の根元までの外側を繋いでいます。

ラテラルラインは体幹の機能に大きな影響を与えています。

外側から帆を貼るように持続的に収縮して、体幹を支えています。

そのため、ラテラルラインは疲れやすく腓骨筋も疲れやすいと言えます。

腓骨筋の改善方法

腓骨筋は単独でストレッチングすることが難しいです。

それは、足首の捻挫を引き起こしてしまいかねないためです。

今回は腓骨筋が繋がる大腿筋膜張筋の更につながる大臀筋(だいでんきん)というお尻の筋肉のストレッチングして、ラテラルラインからハリをとってみましょう。

〜ストレッチ方法〜

このストレッチは仰向けに寝て行います。

両膝を立てて仰向けに寝ます。

足を組んで、右足の膝と足首を掴みます。

そのまま自分の方に近づけたら10秒間伸ばします。

これを左右一回ずつ行って完了です。

痛みや違和感のある方はお控えください。

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