首の痛みは首の筋肉が疲れているだけでなく、色々な原因がありますが、特に挙げられるのは姿勢です。
頭が体より前に出てしまい、腰が曲がってしまう姿勢を猫背と言いますが、この姿勢の際はかなり首に負担がかかります。

この姿勢になってしまう原因として、僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉の弱まりがあります。

猫背と僧帽筋
僧帽筋は背中に大きく張っている筋肉で、上半身を後ろに倒す動きや、頭を上にむける、、、などなどたくさんの作用を持ちます。
それは僧帽筋が大きいため、たくさんの動きと関与しているためです。
僧帽筋は上部と中部と下部に別れていて、それぞれ違う作用を持っています。その中でも僧帽筋上部は肩から首まで幅広く張っており、いわゆる肩こりはここが張っているケースがあります。
ではなぜ僧帽筋上部は張ってしまうのでしょうか。
僧帽筋上部が張る理由
僧帽筋上部はもともと首を後ろに引っ張る力があります。これが姿勢が崩れて頭が前方に変位することで、僧帽筋全体が前に引っ張られます。その状態で僧帽筋を使うことで疲労が溜まってしまいます。
では今回はこの僧帽筋上部のストレッチを紹介します。
〜ストレッチ方法〜
- このストレッチは座って行います。
- 右の僧帽筋を伸ばします。まず、左手で右の耳の上辺りを掴みます。
- そのまま左に頭を倒します。
- このときに、左に倒しながら少し前にも倒しましょう。
- 左右10秒間ずつ、一回行ったら完了です。
痛みや違和感のある方はお控えください。